舞台袖;『結』


index story 06;クラスター グリッサンド


   城に戻ったが、レジェンダリィは留守だった。
   相棒のダキによれば、沼ヘビの王に呼ばれて調査に出ているという。
   
   俺は、何処かでサボっている筈の師傅を探した。
   一階の居間にも、二階の部屋にも居ない。
   最後に、屋上のドアを開ける。
   ……居た…。
   
   昼寝をする無精髭に、俺は声を掛けた。
   影のレジェンダリィ。
   これまで片目で見てきた世界とは違って見える。
   左目は常に、深海を見詰めているのだ。
   
   " あの方から、師傅にご伝言が―― "



Copyright (C) 2016 8186*60 all rights Reserved.