舞台袖;『結』


index story 05;サンディと沼地の王子


   タダの好奇心から始まった、私の冒険。
   本当は、自分でも信じていなかったのかもしれない。
   信じるフリをして、夢を見続けたかっただけなのかも。
   
   でも、その夢の中で確かに生きている命があって、
   怖がっていたり、笑っていたり、ヒトを思いやったり、懸命だった。
   
   私は、あの旅の中で何が出来たのだろう?
   最初から殆どの答えを知っていた私は、
   ズルをして試験を受ける学生と変わりなかったように思う。
   
   そんな私を余所に、沼ヘビの王子は確かに変わった。
   一番近くで見ていた私には、そのコトがとても羨ましく思えた。
   彼が獲得したモノを、私も体感してみたい…そんな風に感じたのだった。



Copyright (C) 2012 8186*60 all rights Reserved.