舞台袖;『起』


index story 01;時計と王冠


   僕とティアラは、所謂(イワユル) 幼馴染み。
   生まれた時から、何をするのも一緒だ。

   学 校(プライマリー)から帰った僕らは、いつものように遊びに出掛けた。
   広場の隅にある涸れ井戸探検。
   特別なコトは何も無い。
   夕方には、家路に着く筈だったけれど――
   僕らの好奇心は、地底世界への入口を探り当ててしまう。

   見知らぬ世界で、二人きり…。
   それでも、大して不安にならなかったのは、
  「二人で居る」というコトが、あまりにもフツウのコトだったからか、
   あまりにもヘンテコな……この世界の所為だったのかもしれない。
   兎も角、帰り道を探して、僕らは不思議な地底を旅するコトと成った。


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